2025年11月11日（火）、公立大学法人 九州歯科大学 歯学部 口腔保健学科の３年次生が、北九州市立清水小学校で臨地実習（集団歯科保健指導）を行いました。
小学1年生を対象に、歯みがきの習慣づくりや歯の大切さを、遊びを取り入れた体験型授業として実施しました。
今回の取り組みは、大学の外で地域の子どもたちと向き合いながら実践的に学ぶ臨地実習として位置づけられ、学生にとっても大きな挑戦となりました。

[清水小学校ウェブサイト]　 https://www.kita9.ed.jp/kiyomizu-e/

活動の特色

今回の臨地実習では、学生たち自身が教材を制作し、児童の発達段階に合わせて伝え方を工夫しました。劇やクイズ、模型を使った歯みがき指導など、児童の興味をひく楽しい授業を作り上げました。

? 臨地実習としての学び
　臨地実習は、実際の対象者を前に知識?技術?態度を統合して学ぶ場であり、今回の取り組みでは以下の力が育まれました。

?子どもの成長段階に応じた“わかりやすい伝え方”
?相手の反応を見ながら内容を調整する“対応力”
?児童?教員?地域の方々とのコミュニケーション
?専門職としての姿勢や責任感

学生は授業後、「教えることを通じて、自分の理解も深まった」「子どもたちの反応に励まされた」と振り返りを行いました。

　

地域で学び、地域に貢献する歯科衛生士教育

今回の清水小学校での実習は、地域と実際に関わる中で学び、地域に還元する“九州歯科大学の教育の姿そのもの” を体現した取り組みです。
本学の学生は、地域の子どもたちに歯や口の健康の大切さを伝えることで、以下のような学びを深めています。

?地域の健康を支える歯科衛生士としての役割理解
?伝える力?寄り添う姿勢など、医療者としての基本姿勢
?児童や学校関係者とのやり取りを通じたコミュニケーション力
? “地域に貢献する医療人”という将来像の明確化

こうした地域連携型の学びは、歯科衛生士をめざす高校生にとって、安心して学べる魅力的な教育環境となっています。

?本学教員コメント?

今回の取り組みは、歯科衛生士教育の根幹である“臨地実習”として、学生にとって大きな成長の機会になりました。
児童との関わりを通して、伝える力や専門職としての態度を実践的に学ぶことができました。
この経験が、将来地域で活躍する歯科衛生士としての基盤になると期待しています。（九州歯科大学 口腔保健学分野 助教　本田 尚郁） 

まとめ

今回の清水小学校での臨地実習は、地域と協働しながら学生が成長する、新たな学びのモデル となりました。
九州歯科大学は今後も、地域に開かれた大学として、実践を重視した教育?研究?医療活動を通して、未来の歯科医療人を育成する取り組みを続けてまいります。

問い合わせ先

九州歯科大学歯学部口腔保健学科
助教　本田　尚郁 (ほんだ　ひろみ)
E-mail: r18honda■fa.kyu-dent.ac.jp
※送信時は、■を@に置き換えてご送信ください。

公立大学法人九州歯科大学について

九州歯科大学は、全国にある歯学部、歯科大学の中で唯一の公立大学で、歯学科と口腔保健学科からなる「口腔医学の総合大学」です。私たちが考える歯学とは「口の健康」を通して、日々の生活を、幸せを支える医療です。歯学部並びに大学院歯学研究科において、歯学のプロフェッショナルの育成に取り組んでいます。また、併設する附属病院は1914年の開設以来、地域に密着した歯科の専門性を持った中核病院として歩み続けています。

＜ 概要 ＞
学校名：九州歯科大学
所在地：福岡県北九州市小倉北区真鶴2丁目6番1号
学長：粟野　秀慈
設立：1914年
＊HP：https://www.kyu-dent.ac.jp/
＊Instagram：https://www.instagram.com/kyushudentaluniversity
＊X（口腔医学総合研究センター）：https://x.com/KDU_OMIC

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